システム開発やアプリ開発の言語としてJavaが多用されるようになり、Javaプログラマーは各企業で有用な戦力として認められるようになった。他の言語を操るプログラマーよりも高度な開発のプロジェクトを担当できることも多く、仕事に対してやりがいを見出しやすい。
高度な要求があるのは覚悟でプロジェクトに参入するケースは多いものの、それでもなお想定以上の要求を出されて苦労に悩まされることも少なくない。システムやアプリの仕様を考えたエンジニアからの要求が大きいのが苦労を生んでいる原因である。
エンジニアは必ずしもプログラミングに長けているわけではなく、中にはJavaに対する理解が浅い人もいる。Javaを使って何ができるのかを理解できていないために過度な要求をしてしまってJavaプログラマーを悩ませることはしばしばある。
しかし、もっと切実なのは、Javaプログラミングができるレベルの知識や経験を持っているエンジニアが仕様を決定したときだろう。数年前まではプログラマーだったというケースでは特に苦労が大きくなりやすい。その時点ではJavaでこの程度のことができたのだから、今ならここまでできてもおかしくないと推察して高度な要求をすることが多いのである。少し前のJavaに詳しい人ほど、Javaが著しい進展を遂げていることをよく知っていて状況を深刻にさせてしまいやすい。
しかし、考えてみれば合理的なことも多く、優秀なプログラマーは問題を解決して開発を成功させているのも事実である。